物理学徒の日記

旧帝大学院で素粒子物理系の研究室に所属する大学院生です。これまでに知っておきたかったこととか書いていきます。

就活日記その4

普段休みの日に暇なときとか、一人で映画館で映画をみてぼーっと非日常の世界に浸ってストレスを解消しているのだけれども、今は唯一のtohoシネマズが休館になってしまって、ストレスが溜まっていく一方。

 

4月の頭に予定されていた二次面接が無期限延期になってしまって、そのあと全く音沙汰がなかった企業から急に電話が来た。ゴールデンウィーク明けに予定されていた自粛解除が一カ月延びそうな気配が出てきて、痺れを切らして以降はwebで面接を続けるとのことだった。受けている会社の中では、規模としては全然小さい方なんだけど、業界の中でもとても特殊な事業をしている会社。お茶の水の説明会に3月の頭にふと参加して、お茶の水の町の雰囲気と会社からあふれ出るいい雰囲気を感じて、めちゃくちゃ働きたくなった。正直このまま選考が中止されてしまうのではないかなと思っていたこともあって、連絡を頂けてとてもうれしかった。五月の中旬くらいから選考を再開するらしい。説明会に参加してから会社のことをよく調べると、総合職での選考のレベルがかなり高いらしいことを知った。選考に残れればいいけど。

 

あと、今日はサイトに登録だけした会社から連絡を先日頂いて、営業職の説明をしたいから30分webで話をしたいといわれ、面談をして頂いた。正直、理系の院卒の自分が金融のリテール営業で活躍できる自信が全くなかったのだけど、せっかく時間を割いてくださったので、話を聞かせていただいた。よく世間で言われている、赤い証券会社のような体育会の感じではないということはわかったし、人もいいことは分かった。けど、やっぱり自分には人と向き合い続ける職業は向いていない気がする。あと、話をしてくれた営業マンの方の目に力が入ってなかったのが印象的だった。30分の話の途中から、相手の気持ちを傷つけないように話を続けて、どうやって時間を持たせるかどうかばかりを考えていた。そういう考えになると、出てくる質問が、だんだんと単調なオーソドックスなものしか思いつかなくなっていった。たぶん、これまで落ちたweb面接の面接官も途中からこんな気持ちで私と話をしていたんだなと思って、不思議なことに少し勉強になった気がした。とても面白い話をしてもらったんだけど、どうしてもその仕事を自分が続けられると感じられなかったんです。折角時間を作ってもらったのに、申し訳ありませんでした。