物理学徒の日記

旧帝大学院で素粒子物理系の研究室に所属する大学院生です。これまでに知っておきたかったこととか書いていきます。

就活日記その1

かなり精神的につらいものだと聞いていたけど、正直就職活動がこれ程しんどいものだとは思っていなかった。

これまで受験とか、そういった椅子取りゲーム的なものを何度か経験してきたけど、精神的な不安が段違いに大きいように感じる。

よく言われていることだけど、受験だとはっきりとしたラインがあってそこを超えられるように、ひとつづつはっきりと分かることを増やしていけばよかった。(まあ、それはそれで毎日続けていくのが本当につらいんだけど)
就活はそうではなくて、面接という形で大人の人とお話して、なんでか分からないけど通過したり、なんでかわからないけど次の面接の電話がかかってこなかったりする。しっかりと思い返して反省することも大事だと思っているんだけども、それでもなんでダメだったかわからないこともあったりして精神的な負荷がとんでもなく大きい。これまで通学の電車に乗っていたサラリーマンがみんなこんなつらい儀式を乗り越えてきたんだと思うと、ほんとにすごいなーと思う次第。

あと就活を通じて本当に実感することは、やっぱり嘘と建前で社会は回ってるんだなーと。具体的な社名は書けないけど、すごい大きい会社の二次面接を受けた時に、面接官ととても話が合って(?)面接中に「きみ合格だから!」と何度も言われたのに、そのあときっぱりと連絡が来なくなったりとか。。。
あんまり強く志望していないのが態度で伝わったのかなと思って、反省しています。

まあ、面接の部屋の中で気持ちよくなってもらって顔を合わせなくなってから断るのは気持ちがわからなくはないけど。二人きりの密室で「君不合格だけど、これからも社会で強く生きていってね!」みたいなこと対面で言われたら、確かに発狂しておじさんに強く食い下がる人も中にはいるよね。